輝く光の中で
翌日、皆が出社したところで、昨日の経緯を話す。

またしばらく、クリスもパパラッチに追いかけ回されると思うので
あまり、会社外に出ずに、会社内で仕事をしてもらい、その分皆で
助け合うことにした・・・・。

「皆、すまない。まさか、こんな事になるとは・・・・。」

「私からも、すみませんでした。ご迷惑をおかけします・・・」

皆に頭を下げ、俺達は仕事に戻った。

来週には、日本から九条の人間が来訪する。

それまでには、この騒ぎが落ち着いていて欲しいものだ・・。

その後エドワード達と、九条の講演会と勉強会の会場と、出席者の確認を
し、九条の方たちのホテルの予約確認をした。

「しかし、九条の会社の方たちは、シングルなら分かるんですが、
 講師の方と、九条の副社長は、スイート二部屋なんですよね・・」

と、エドワードが言ったので

「金持ちだから、一人づつでスイートに泊まるんだろ・・・・?」

と、俺が答える。

「それに、副社長は、仕事が終わると、すぐに専用機で帰るんですが
 講師の方は、1週間ほど滞在して、民間機で帰えられるそうです」

「そうか・・・まぁー我が国の観光をしてもらって、日本に
 我が国をアピールしてもらい、観光客を増やしてもらいたいね!」

と、そっけなく答えた。

その夜、父上から、呼び出しを食らった。
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