輝く光の中で
まさか、アルが王子様だったなんて・・・・。

頭の中は、真っ白になっていたら、智が

「万梨阿、あいつ、輝の父親だろ!?」

「えっ、智、何で・・・・」

「前に、イギリスでお前といる時に、俺を睨んでいたから
 覚えてる。それに、あいつの身元も調べたんだが、調べられなかったんだ。」

「そうだったの・・・・。」

「どうするんだ?」

「とりあえず、今は仕事に専念しましょ。他の社員の目もあるし」

「そうだな、わかった。」

そう、二人で、小声で会話をし、その後すぐに、ティールームで
挨拶回りから始めた。

当然、セドリックやエリオット、それに病院に居たエドワードさんも
いたので、動揺する気持ちを切り替え、一人ずつに挨拶をした。

「初めまして、九条ライフの九条 万梨阿です。この度は
 お招きいただき、ありがとうございます。」

一通り、挨拶回りが終わると、食事の声がかかった。

私たちは、決められた席に着いた。
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