輝く光の中で
「アル。あなたも苦しんだのね・・・・。愛してるわ・・・」

「万梨阿・・・・愛してる。君だけなんだ。」

俺は、万梨阿にこの2年分のキスをした。

深く深くキスをし、本当ならすぐにでも抱きたかったが、
ここが病院なので、我慢した・・・・。

はぁー、万梨阿を抱きたい!俺の分身がそう訴えていた・・・・。

それから俺は、ひと時も離れたくなくて、万梨阿と一緒に
病院で寝泊まりして、朝早く起きて、一旦マンションに帰って
着替え、万梨阿と莉那の為に朝食を買い、三人で病室で食べ
万梨阿と二人で出勤するという生活を、勉強会があるうちは続けた。

勉強会が終わる頃には、輝の状態も落ち着き、点滴も外れ、
あと、3日もすれば退院してもいいと、フェリックスに言われたが
退院しても、1週間後には外来を受診しなくてはならないので
暫くは、大人しく、過ごして欲しい、と、言われた。

俺は、外来の受診が終わるまでに、父上達に、万梨阿の事を伝え
認めてもらうべく話し合いを持とうと考えていた。

DNA鑑定の結果も出ており、俺は万梨阿との結婚に向けて
の行動を起こした。
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