輝く光の中で
翌日、智と莉那が迎えに来た。

「輝~元気になった~。」と、莉那が輝に駆け寄り、抱きしめた。

「ありがとう、智、莉那」

「ありがとうございます。」と、アルも智達にお礼を言った。

「チェッ、全く、王子が兄弟になるのかよ・・・・。」

「智、よろしく。智とは1つしか変わらないけど、年上だし。
 まぁー頼むよ!」

「けっ、1つも2つも変わらんだろ!まぁー、俺は万梨阿が幸せなら
 それでいいんだけどな。王子、2度と万梨阿を苦しめるなよ!
 これだけは、釘刺しておくからな!もし、万梨阿が不幸になるよう
 なら、ただじゃ済まないからな!」

「あぁー、解ってるよ!俺も万梨阿も、2度と離れるつもりはない」

「万梨阿を、頼むぞ!・・さて行くか!爺さん達が首を長くして
 待ってる・・・・」

「そうね、アル、行きましょうか!」

「あぁー、そうしよう。じゃーエドワード、行こうか!」

「はい」

そう、今回の日本訪問は、アルのプライベートなのだが、もしもの
事を考えて、エドワードも同行することになったのだ。

私たちは、日本へ向けて出発した。
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