輝く光の中で
父上や元老院達に、結婚式の日取りを、どうするか尋ねられた時
 
「とにかく、1日も早くしてください。私の望みは、それだけです!」

と、言うと、早速、日にちを決めてきた。

10月に式を挙げることになり、急いで各国の招待客に招待状を送った。

招待客は、急な事で、スケジュールが合わない方もいたが、
大半の方が出席していただくことが決まり、あとは結婚式に向かって
の準備に入った。

万梨阿のウエディングドレスは、日本で作ってもらう事にし
それ以外の物は、こちらで用意することにした。

万梨阿とは、毎日、スカイプで顔を見ながら話をしているが、
やはり、二人をこの手で抱きしめたい・・・会いたい・・・
そんな気持と、日々戦いながら、仕事に専念している。

忙しければ、余計な事を考えずに済むので、とにかく会社の
仕事に、王室の仕事、そして結婚式の準備に精を出した。

そんな風に過ごしているうちに、8月が過ぎ・・・9月が過ぎ
いよいよ、明日には、万梨阿と輝がクレメレンに入国する・・・。

待ち遠しかった・・・・。
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