輝く光の中で
翌日、皆が、専用機に乗って、クレメレンに到着した。

私たちが、出ると大騒ぎになるので、皆が来るのを、
ホテルで待っていた。

ホテルに到着した人達は、お爺様たちが使う、スイートの
部屋に集まり、皆で久しぶりの再会を喜んだ。

そして、明日の打ち合わせをしてから、部屋を出ると、
こっそり、智に呼ばれた。

「万梨阿、ちょっといいか?」

「うん、どうしたの?智」

「明日の結婚式が終わったら、翌日、同じ教会で、俺と莉那の
 結婚式も挙げるから・・・・・。」

「えっーーーー、何で急に!?」

「アルには、言ってあるんだ。何せ、準備をしてもらわなくちゃ
 ならなかったしな・・・。莉那の為にも、内々で結婚式を
 やりたかったんだよ。
 会社関係の披露宴は、どうせ来春するから、結婚式だけ、皆が
 そろってる時にやってしまおうかと思ったんだ・・・。
 ちなみに、莉那は知らないから・・・。
 だから、明後日は、悪いが、協力してくれ!
 アルもエドワードさんにも、了解を得ているから、心配
 しないでくれ。」

「分かったわ。じゃー、私は、莉那を花嫁にすればいいのね!」

「頼む、朝起きたら、このホテルの美容室へ連れてってくれれば
 あとは、全部準備が出来てるから。」

「わかった。とりあえず、明日は、よろしくね」

そう智に言い、私はホテルを後にした。

智、思い切った事するなー・・・・・・。
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