輝く光の中で
智の挨拶を終え、その後は、ホテル内に移り、最上階にある、
ラウンジで、仲間同士で、2次会が始まった。

輝は、この時とばかりに、九条の人たちや片桐の祖父母たちに
遊んでもらっていたので、私とアルは、二人で2次会に参加した。

パーティーは、夜遅くまで行われ、日付が変わる頃、ようやく、
私たちは、屋敷に戻って来た。

明日からは、新婚旅行も兼ねて、前回訪れた別荘に行く予定だ。

どこか、違うところでもと、アルに言われたが、やはり私達には
あの別荘が、一番ゆっくり出来るので、アルにお願いして
別荘にしてもらった。

出発する前に、ホテルに行き、皆に別れの挨拶をする。

九条と片桐の皆は、明日、帰国するのだ。

蕾や瑠璃達は、明日一日、街を観光して、明後日西条の人たちと
一緒に帰国する。

日本を離れて、寂しいと思う反面、頑張って、この国の為に
自分が出来ることをして行こうとそんな思いを胸に、
安らかな眠りについた。
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