輝く光の中で
その夜、アルにメールで、アリスとスザンナの協力を
得られることになったと、告げた。

アルも、セドリックとエリオットに協力を願い、了承して
貰い、私の初めてのお付き合いが始まった。


翌朝、アルからメールがあり、授業後、アルの部屋で夕ご飯を
私に作って欲しい! と、書いてあった。

何が、食べたいか、聞いたら、『好き嫌いはないから、万梨阿に
任せる。』と返事がきたので、莉那から貰った食材を思い浮かべ
カレーを作ることにした。

夕方、アルの部屋を訪ねて、早速キッチンへ行き、持ってきた食材
で料理を開始する。

「万梨阿、なんか手伝おうか?」と、聞いてきたが

「アル、包丁、握った事あるの?」

「うううん、ないよ。でも出来るでしょ?」

「・・・・・・。座っていて。ところで、セドリック達は?」

「えっ、来ないよ!だって二人っきりが良いじゃん!」

「せっかくなら、日本のカレーを食べてもらいたかったのに・・・」

これから二人には、協力してもらうに当たり、やはり少しは仲良く
なりたかった。

どうにか愚図るアルを説得し

「ちぇ、仕方ないな。じゃー、呼ぶよ!」

文句を言いながら、セドリックとエリオットに電話をかけてた。
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