輝く光の中で
後片付けも済み、部屋に帰ろうかと思っていたら、

「万梨阿、こっちに座って・・・」

「うん、どうしたの?」

「ねぇー、これから毎日、ここに来てくれないか?僕も手伝うから
 一緒にご飯が食べたい・・・・ダメかな・・・?」

まるで捨て猫のような目で、懇願され、『NO』とは言えず

「わかったわ。いいわよ。その代り、お互い用があるときは
 そっちを優先しましょ!勉強もね!」

「了解・・・・」とアルが、返事をした途端、私の唇に
アルの唇が落ちてきた・・・・。

始めは、軽いキスで、私の唇を啄むように、そのうち私の口の中に
アルの舌が入って来て、大人の深いキスに変わった・・・。

「んっ・・・・あ・あっ・・・・ふぁ・・・・・」

「万梨阿、鼻で息して・・・・」

「んっ・・・」初めての深いキスで、私はどうやったら息が
出来るのか、わからなかった・・・・。

でもキスをしているうちに、いつの間にか、ソファーに組み敷かれて
いて、アルのキスが、私の首筋に、耳に、鎖骨に、落ちてきた・・・。

私も、これから先、何が起きようとしているのか、経験はなくても
そのくらいは知っている。

「アル、お願い、ここでは・・・・」

「ごめん、万梨阿・・・ベットへ行こう・・」

そう言って、アルは、私を抱き上げベットの上に降ろした。
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