輝く光の中で
訪ねて来た二人は、不安気な表情をしていた・・・。

それもそうだ、俺ですら日本食なんて食べたことがなかったのに
こいつらだって、ないはずだ・・・・。

そんな二人を気にもせず、万梨阿は、『カレー』を用意して
くれた。

二人は勧められるままに、食べ始めた・・・・。

「「・・・・・・・・・・。」」

無言の二人を前に、万梨阿は不安気な顔をしていたが、二人が

「「美味い」」と言った瞬間、とびっきりの笑顔になった・・・。

食事中も、結構楽しく会話も進み、万梨阿の顔を見ていると
今にも押し倒しそうになるのを、グッと我慢し、自分を抑えている
姿を、二人が見て、お化けでも見ているかのような反応をしていた。

食後、二人は部屋に戻り、万梨阿は、後片付けを終え、
帰りたそうにしていたのを、無理やり、ソファーに座らせた。

「ねぇー、これからも毎日、ここに来てくれないか?僕も手伝うから
 一緒にご飯が食べたい・・・・ダメかな?」

と、万梨阿に提案したら

「わかったわ。いいわよ。その代り、お互い用があるときは
 そっちを優先しましょ! 勉強もね!」

と『OK』してくれた。

毎日、万梨阿と一緒に居れると思うと、嬉しくて、万梨阿に
キスを落した。

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