輝く光の中で
空港では、蕾と待ち合わせ、二人で一緒に渡英した。



「じゃー、万梨阿、ここでお別れだね。」

「うん、蕾、また連絡するね。 体に気を付けてね」

「お互い、頑張ろうね」

「じゃー・・・・」


蕾とも別れて、私は、一人で、大学の寮に向かった。

大学の寮は、寮といっても、日本のマンションみたいな作りに
なっていて、1LDKの部屋で、キッチン・バス・トイレと
全部ついている。

そのため、食事は、自炊しなくてはならない。

私は、小さい頃から母からみっちり、仕込まれたので家事は
得意だ。

だから、今までの生活となんら変わらず、生活することになる。

いよいよ明日から、学校が始まり、新しい世界が広がる。

この時は、これから起こる出来事を、予測することすら
なかった。
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