輝く光の中で
次の日、莉那から電話で、フランスが空いているから
フランスで、部屋を取ったと連絡が入った・・。

「ありがとう、莉那、昨日はご愁傷様・・・・・。」

『お陰で、今日は大学行けなかった。何で私は動けないのに
 智は、ピンピンしてるの? あー悔しい~』

「ハハハッ、仕方ないじゃない。それより、旅行の件、智には
 内密で・・・・。」

『万梨阿、あなた、彼氏が出来たでしょ!』

「うっ・・・・・・。はい・・・・。」

『どうりで・・・。まぁーいいわ。日本に帰って来たら、ちゃんと
 聞かせてね。とりあえず智になれないようにね!じゃーまたね』

「うん、ありがとう、莉那」

電話を切り、アルに、旅行先がフランスになった事を告げた。

「万梨阿、ところでホテルは、どこだ?」

「あぁー、『ホテル・カメリア』よ。知ってるでしょ?」

「あの、カメリアか?・・・良く取れたな・・・・・」

「だから言ったでしょ。友達が娘だって。ついでに彼女は、智の
 恋人よ・・・・。」

「そうだったのか・・・・。わかったよ。楽しみにしてるよ。チュ」

蕾と瑠璃には、メールで連絡し、瑠璃は、何日か前にイギリスに来て
蕾と一緒に来ることになった。

二人とは、空港で待ち合わせて、一緒にフランスに入ることに
した。

アル達とは、別々に空港に入り、飛行機は同じで、でもホテルへは
別々に入ることにした。
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