輝く光の中で
その夜は、各自部屋に戻り、明日の観光に備えて、今日は
早めに休むことにし、私たちも部屋に戻った。

「万梨阿、明後日は、二人っきりで、誕生日を祝いたい。
 それに、パリの最後の夜だし、思い出を作ろう? ダメかな?」

「うん、いいわよ。最後の夜は、アルと二人っきりでお祝いね」

と、今夜は、私からアルにキスをした。

そんな私の行動に、驚きながらも、凄く嬉しそうにして、お返しと
ばかりに、深いキスが返ってきた。

二人でそのままベットに入り、いつもより激しく、アルは
私を抱いた・・・・。


24・25日と、6人でパリ観光を存分に楽しみ、時間は
あっという間に過ぎてしまった。

今日は、クリスマスの夜で、パリの夜は最後になる。

初日の約束通り、今夜はアルと二人で食事をし、二人でクリスマス
と、私の誕生日を祝う予定だ。

レストランへ行く前に、シャワーを浴び、支度を整え
バックとアルへのクリスマスプレゼントを持ち、部屋を
後にした。


「「メリークリスマス」」カチン とグラスが鳴る。

まずは、シャンパンで乾杯し

「そして、お誕生日、おめでとう万梨阿」

「ありがとう、アル」

アルは、乾杯の後、プレゼントを私にくれた。
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