輝く光の中で
「万梨阿、いつ戻るんだ?」と、お爺様。

「はい、明日の午後には、戻ります・・・」

そう答えると、「随分、早いわね・・・・折角帰って来たのに」とお婆様

「うん、仕方ないのよ。休み明けには、試験もあるし、少しでも
 早く、単位を取っておきたいから、少しは勉強しないと・・・
 結構、向こうの授業は、大変なのよ・・・。」

「そうか、それは仕方ないな・・・・また夏休みには戻って
 来るんだろ?」

「はい、お爺様。夏休みには、戻りますよ」

そんな会話をしながら、いつものように、お正月は過ぎて
翌日、私は、皆に別れを告げ、一人、イギリスへ舞い戻った。
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