輝く光の中で
6月に入り、アルから

「万梨阿、来月、僕の誕生日に、旅行に行かないか?」

「えっ、旅行?」

「うん、万梨阿と二人っきりで、僕の誕生日を祝って欲しいんだ」

「うん、行きましょ!どこにするの?」

「郊外にある、コッツウオルズに行こうと思うんだ・・・」

「えっ、コッツウオルズ?」

「うん・・・」

「行きた~い。絵本みたいな所でしょ!」

「うん、万梨阿とゆっくり過ごしたいんだ・・・。」

「ありがとう・・大好きよ、アル。チュ」

そう言いながら、アルにキスをした。

二人で過ごす時間が、あと僅かなのをお互い意識しているせいか
毎晩、私たちは、時間の許す限る繋がっていた。

時には、避妊もせずに、アルは私を抱いた・・・。

今は、アルの全てが欲しくて、また繋がっていたくて
私たちは、お互いを求めた・・・・。
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