うそつきおおかみ
海は持ち前の明るさが取り柄だった。

私もそこが好きだった。

入社して三年がすぎて

お互いに余裕がではじめたころ、

告白されて、

付き合い始めたけど、

私は意外と嫉妬深かった。

他の女の人達と仲好さそうに話す姿を見たり、

ありもない噂に左右されたり、

疲れた。

めんどくさがりで、

適当で、

どうしようもない自分。

「別れて。」

そういって、しばらく着信拒否。

しかし、

会社が一緒なもので捕まった。
< 5 / 43 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop