あの空の向こう側。
4月7日
この日は、高校の入学式でした。
私は、いつも暗くて、友達ができないことがどうしようもなく不安なのを隠しながら私は、一人高校の門をくぐりました。
「こちらでクラスを確認してください。」
「は、はい…」
「出身中学と名前を教えてくれますか?」
「柊木丘中学の木ノ内りりあです…。」
「柊木丘の木ノ内さん…あぁ、あなたは、1ホームの21番です。あちらの玄関から入って中舎の3階に行ってください。」
「はい…」
中舎って言われてもわかりません。
あちらってどちらですか?
とか思いながら私は、あるいてました。
「新入生はこっちだよ。」
玄関に立っている新入生案内の方が声をかけてくれて、迷うことがひとつすくなくなりました。
優しいそうな方でした。
「は、はい。」
「君、部活とかきめてる?」
「えっ?」
「決めてないならサッカー部のマネージャーとかやってみない?」
「えっと…あの…」
困ります。って言葉すら、サラッと言えないくらい口下手な私がすごく憎かったです。
なんで…
なんでこんな簡単な言葉すらいえなかったのか…。
「先輩…なに女子を困らせてんですか?」
「こ、これは別に…」
「言い訳とか見苦しいですよ。」
「困らせる気はなかったんだ。ごめんね。何ホームって言われた?」
「あ、いえ…1ホームです。」
「1ホームはそこの階段を一番上まで上がったらあるから、迷わないと思うけど、気を付けてね。」
「ありがとうございます。」
救世主様が現れまた。
スリッパの色からして、私と同じ学年ですが、お礼を言うのを忘れてました。
私は、いつも暗くて、友達ができないことがどうしようもなく不安なのを隠しながら私は、一人高校の門をくぐりました。
「こちらでクラスを確認してください。」
「は、はい…」
「出身中学と名前を教えてくれますか?」
「柊木丘中学の木ノ内りりあです…。」
「柊木丘の木ノ内さん…あぁ、あなたは、1ホームの21番です。あちらの玄関から入って中舎の3階に行ってください。」
「はい…」
中舎って言われてもわかりません。
あちらってどちらですか?
とか思いながら私は、あるいてました。
「新入生はこっちだよ。」
玄関に立っている新入生案内の方が声をかけてくれて、迷うことがひとつすくなくなりました。
優しいそうな方でした。
「は、はい。」
「君、部活とかきめてる?」
「えっ?」
「決めてないならサッカー部のマネージャーとかやってみない?」
「えっと…あの…」
困ります。って言葉すら、サラッと言えないくらい口下手な私がすごく憎かったです。
なんで…
なんでこんな簡単な言葉すらいえなかったのか…。
「先輩…なに女子を困らせてんですか?」
「こ、これは別に…」
「言い訳とか見苦しいですよ。」
「困らせる気はなかったんだ。ごめんね。何ホームって言われた?」
「あ、いえ…1ホームです。」
「1ホームはそこの階段を一番上まで上がったらあるから、迷わないと思うけど、気を付けてね。」
「ありがとうございます。」
救世主様が現れまた。
スリッパの色からして、私と同じ学年ですが、お礼を言うのを忘れてました。