The unripe heart
One day of a blue sky 拓也
夏の空ってみていて気持ちいい。
空は年がら年中青いけど
夏の空には夏の空の青があると思う。
今日の空はそんな空だ。
夏色の空。
部活の朝練が終わり、
家に帰る途中のことだった。
千夏は今日の部活休んだので
帰り道は俺一人だった。
休みの理由は分からないが
どうせ寝坊とかだろう。
他の弓道部のやつとは
家が逆方向なので他に帰る奴はいない。
一人で空を見ながら帰っていた
その時、あいつに会った。