The unripe heart

One day of a blue sky 拓也



夏の空ってみていて気持ちいい。

空は年がら年中青いけど

夏の空には夏の空の青があると思う。

今日の空はそんな空だ。

夏色の空。

部活の朝練が終わり、

家に帰る途中のことだった。

千夏は今日の部活休んだので

帰り道は俺一人だった。

休みの理由は分からないが

どうせ寝坊とかだろう。

他の弓道部のやつとは

家が逆方向なので他に帰る奴はいない。

一人で空を見ながら帰っていた

その時、あいつに会った。
< 13 / 28 >

この作品をシェア

pagetop