ヤンキー先輩!
そんなドキドキを味わった次の日
今日から例の掃除週間は始まるのだった。
あ。
考えたら面倒だ。
うぉーーーーー!
『あんた、体育館倉庫の掃除当番らしいね。』
そう言って席に座って悶え苦しむ私の前に仁王立ちするのはハンズ。
「うん。なに?何でハンズが知ってんの。」
『風の噂で聞いたの。体育館倉庫なんて・・・大丈夫なの?』
まぁ、確かに1人でするにはちょっと大変そうな場所ではあるけど
「成績5にしてくれるってハマヂ約束してくれたし、むしろラッキーよ?」
うんうん。
成績大事だからね。
『え、そう?やっぱ変わってんね、あんた。・・・まぁ気をつけなよ。』
「はーい。」
過保護だなぁもう。
いい奴じゃん。ハンズ。