ヤンキー先輩!
はじめての
そんなこんなで次の日の朝、早速青木太一についてのうわさを詳しくとハンズに聞いたらほんとに詳しく教えてくれた。
『青木太一、西中出身。中学の時から先生もお手上げの荒くれ者。でも頭はそこそこ良かったおかげでこの学校に入れたらしい。ここに入ってすぐに体育館倉庫を占領。同時期に押谷雄星、図書室を占領。ちなみに押谷雄星は東中出身のため東の押谷、西の青木と恐れられていた。その後、2人は意気投合。青木は図書室に通うこととなる。2人に憧れた他のヤンキー達も図書室に通い始める。ただ、未だに青木太一は稀に1人で体育館倉庫に通うらしい。』
「ハンズ、あんた、あいつらのストーカー?」
『ゆーめーなはなし!ゆーめーな!あんた以外大抵知ってるっつの!』
怒られた。
『で?その様子だと昨日は無事だったみたいだけど青木先輩は居なかったの?』
「居たよ。」
『は?』
目を見開くハンズ。
その顔はまるで悪魔。
『ちょ、詳しく。』
「え、どの辺を?」
『青木先輩がそこに居たのにあんたが無事な意味!ていうか全部!』
なんだか今日はよく怒るハンズ。
短気こあいよこあいよ