ヤンキー先輩!
私は恐る恐る振り返った。
この展開、もしかしたらカルボかも
とか、
もしかしたら青木太一かも
とか
色々考えながら振り向いたけど、やっぱり全然しらない一見爽やかなお兄さんだった。
『君美人だねー。ちょっと俺とお茶しない?』
「しません。」
よく見るとどっかの学校の制服を着ているので、彼は高校生なんだと分かった。
『冷たいねー。俺あんま女の子に冷たくされることって無いからちょっといいかも。ね、なんでも食べていいからさ。お願い!』
爽やかくんはその綺麗な顔を笑顔に変えてそう言ってきた。
「な、なんでも・・・?」
思わずそう聞くと
『うん!なんでもいいよ!俺、ボンボンだし!』
そう言って笑う彼が全く悪い人に見えなくなってしまったので私は
「いいよ。」
と言った
その瞬間
『あーゆちん。』