ヤンキー先輩!
学校
『アユちゃん!遅刻!遅刻!』
「分かってるよ!ちょっと待って!」
『早く!バスに遅れちゃうよ!』
「出来た!さ、行こう!」
朝、うちは必ずこうしてバタバタする。
妹の花音は中学生だけど私よりしっかりもので、いつも私の準備を待ってるだけなんだけど、どうも私がルーズなために毎朝バタバタしてしまうのだ。
『お。アユ、花音、いってらっしゃい。』
『いってきまーす』
「お父さん!いってきます!」