ヤンキー先輩!
1人で帰路についた。
と思っていたけれど、
なぜか私の横にはあれからずっとカルボがいた。
「カルボ、ついてきてもなんにもないよ。」
『うん。』
この会話を5回くらいした。
それでもしつこく着いてくるので、ついでに気になっていることを聞いてみた。
「ねぇ、さっきのなに?私のことつけてたのって、あんた達だったの?」
するとカルボは一瞬こちらを見てからこう言った。
『俺らは尾行の尾行をしてただけ。』
?
尾行の尾行?
「うっ・・・紛らわしいんですけど。」
私が頭を悩ませていると
『お前は気にすんな。』
そう言って見たことのない微笑みを私に向けた。
そしてカルボはそのまま
私の二の腕をつかんだ。
「二の腕やーめーろーや!!!!」