ヤンキー先輩!
彼と彼女





それから一週間、バイトのある日以外カルボは私を家まで送り届けるようになった。





前までは"滅多に学校に来ない押谷先輩"だったのに、今ではほぼ毎日学校にいる。



3日前、そのことについて尋ねると


『進級あぶねぇ。実際。』


と言っていた。
一応気にするのね、と思ったのは内緒。





そして、なんと美化週間もまだ続いていた。



美化週間は一ヶ月間で、掃除は週一。
今日はその三回目の掃除の日。



二回目の先週は青木太一は居なかったのでなんの問題もなく掃除を終えることが出来た。




だからあれ以来、あのドエス太一には会ってない。







今日も居ませんようにと願いながら私は体育館倉庫へと向かった。










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