ヤンキー先輩!
私とカルボがいつも歩く道。
いつもの時間。
目の前には真っ赤な夕日。
後ろに伸びる二つの影。
なにもいつもと変わらない。
私がこんな愚痴を言ってること以外は。
なんてフワフワ考えながら歩いていたら、目の前に珍しい人が立っていた。
『・・・・麻衣』
隣でカルボがそう呟いてやっと私は彼女の名前を思い出した。
「美人先輩だ。」
それ、名前じゃないけどな!
とかいうツッコミはいらない。←
てゆーか、聞きたくない。←