【完】俺様キングと秘密の極甘kiss★
ぷくっと頬を膨らませながらそう言って
、ボーッと天井を眺めた。
あつーい。
つまらないー。
怠ーい。
はぁ、とため息をつくと、不機嫌そうな
棗が視界に飛び込んできた。
「そこ、退いてくんね?俺も座りてーん
だけど?」
「えー。やだー。ここ、私の特等席」
そう言いながら、ソファーの背もたれに
ぎゅっとしがみつく。
だって動きたくないんだもん。
―――しかし。
「退かないなら犯すから」
「どうぞ棗様ぁ!!」
棗のそんな発言で、いいようにされてる
私って。