【完】俺様キングと秘密の極甘kiss★




プイッとそっぽを向くと、棗にぐしゃぐ
しゃと頭を撫でられた。



「拗ねんなって!」



「……拗ねてないし」



すぐに棗は私の事を子供扱いするんだ。



―――ピルルル……



そんなとき、不意に棗の携帯電話が鳴り
、棗は怪訝そうな顔で電話に出た。



「優希?どうした……あ?…」



電話の相手はどうやら優希君らしい。



棗は「ああ」とか「おお」とか適当に返
事をしてから、電話を切った。



それから、チラッと私を見る。



「なあ春。暇ならさ、海行くか?」



「え?」






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