【完】俺様キングと秘密の極甘kiss★
半ば無理やりだけど、どうにか優希君か
ら逃れるようにしてそう言った棗。
そんな棗を追うようにして、私達は電車
に乗った。
電車に揺すられること一時間。
無事に目的地についた私達は、歩いて五
分の所にある海に向かった。
砂浜に入る前に、更衣室に寄らなくては
ならない。
「じゃあ、あとでここで合流ですね!」
美怜がそう言って、一軒の屋台の裏側で
止まった。
私達はそんな美怜に頷き、それぞれ更衣
室に向かった。
「海楽しみだねーっ!!」
鼻歌を歌いながらそう言う美怜に、少し
苦笑いを浮かべる。
「そんなに嬉しいの?」
「うん。だってあのイケメン二人と遊ぶ
とか、レアすぎるんだもん~!」