【完】俺様キングと秘密の極甘kiss★
「顔、赤いけど」
「……っ!!」
そう言われて、また鮮明に思い出された
棗とのキス。
熱くて……棗がやけに男に見えた。
私はそれを追い払うようにぶるぶるっと
首を降って、美怜に笑いかけた。
「な、なんでもないよ!」
「ふーん?そう?」
美怜はそう言うと、それ以上深くは突っ
込んで来なかったけど。
海にはいっても、まだ、身体の火照りが
取れなかった―――。
「お腹すいたぁーっ」
それから二時間遊び。
砂浜で、私と美怜はぐったりと項垂れた
。