【完】俺様キングと秘密の極甘kiss★




棗は私の目の前で立ち止まると、無言で
私を見下ろす。



思わず、胸がドキッと高鳴った。



「な、なによ……」



「疲れたのかよ」



「そうよ。棗と違って、あんまり体力な
いからね」



そう言うと、棗がぐっと屈んで、私を見
つめてきた。



その綺麗な瞳に、思わずたじろぐ。



……い、いつもと雰囲気が違う!?



「なんか食いたいもんあるか?買ってき
てやるよ」



「な……!?い、いい!!自分で買うし
っ!!」



そう言いながら、ガバッと立ち上がり、
財布を掴んで屋台へ駆けていく。






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