【完】俺様キングと秘密の極甘kiss★
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「あのさぁ、どうすればいい?」
翌日。
昼休み、食堂で、向かい合った優希にそ
う言うと、優希はおもいっきり怪訝そう
に顔をしかめた。
「ごめん、棗。文の脈絡がなさすぎて言
ってる意味がわからないや」
優希はそう言うと、苦笑いして、箸で切
り分けたハンバーグを口に運んだ。
……唐突すぎたか。
「あのさ、笑うなよ?」
「うん」
「笑ったらぶん殴るからな?」
「……物騒だね」
優希は困ったように笑ってから、「大丈
夫、笑わないから」と言った。
俺は少し、呼吸を整えて、躊躇いがちに
優希を見る。
うわ、緊張すんな、こういうの……。