【完】俺様キングと秘密の極甘kiss★
「どんだけだ私……」
「すごいよ春ちゃん。だって、春ちゃん
の顔に落書きしようとすると、物凄いス
ピードでペンを払いのけるんだもん」
「そんな惨いことするやついんの!?」
ペンで落書き!?最早、悪意しか感じな
いんですが。
「うん、杉本君」
……悪意しかないね、ソレ。
美怜はその時の事を思い出したのか、ま
たクスクスと笑った。
「あの時の杉本君はスゴかったなぁ。何
しても春ちゃんが起きないから、耳許で
大声で『犯すぞ!』って怒鳴ったり」
あれは予想外だったなあ。女の子の悲鳴
が凄かったもん。という美怜を、信じら
れない気持ちで見つめ返す。
何を言ってるんだアイツは!!