【完】俺様キングと秘密の極甘kiss★




そして優希はもう一度口を開き、



「棗の好きな女の子、当ててあげる」



と言った。



「は?そんなの無理に決まって―――」



「柏木さん」



無理に決まってんだろ、という言葉は、
優希の声にかきけされて。



代わりに上乗せされた言葉に、思わず思
考が停止した。



「お前が好きな女の子って、柏木さんだ
ろ?」



優希はそう言うと、ニッコリと微笑んで




「なんで……」



「見てればわかるよ。お前、嫉妬しすぎ
だから。自分で気付いてないかもしれな
いけど」






< 141 / 445 >

この作品をシェア

pagetop