【完】俺様キングと秘密の極甘kiss★
【春side】
―――ガチャン……。
一階からドアの開閉の音が聞こえてきて
、棗が帰ってきたんだと知った。
やがて棗が階段を上がる音が聞こえてき
て―――
―――ガチャッ
「おい、春」
「きゃあぁぁ!?」
まさかいきなり入ってくるとは思っても
みず、おもいっきり驚いてしまった。
私は、ドキドキと煩い心臓を叱責しなが
ら、キッと棗を睨み付けた。
「ちょっと!勝手に入って来ないでよ!
ノックくらいして!!」
心臓に悪いんだから!
「あ?別に良いだろ」
棗はそう言うと、ドカッと腰をおろす。