【完】俺様キングと秘密の極甘kiss★
む、ムカつく~っ!!
一体何様のつもりな訳!?くつろぎたい
なら、自分の部屋に行きなさいよ!
ムカムカしながら棗を睨んでいると、不
意に棗が私を見上げて。
ニッ、と笑った。
―――ドキッ……
「あんまり怒ると、ハゲるよ、お姉ちゃ
ん?」
「黙れ!」
自分の眉間をトントン、と軽く叩いて、
そう言った棗。
本当に信じられない!普通女の子にそん
な事言う!?
ドキドキしたのがバカみた―――……。
そこまで考えて、ボッと赤くなる。
ど、ドキドキって!!