【完】俺様キングと秘密の極甘kiss★
東野くんは前の高校でもバスケをやって
いたらしく、ここに転入してからすぐに
バスケ部に入った。
今やバスケ部の爽やか王子様、なんて呼
ばれる存在だ。
私がそう尋ねると、東野くんは少し照れ
たように笑った。
「いや、特別に休み貰ったんだ。……ち
ょっと柏木に付き合って欲しくて」
……私?
きょとんと首を傾げる私に、東野くんは
口を開いた。
「女の子にあげる誕生日プレゼントを、
柏木に選んで欲しいんだ」
女の子!?
そう聞いて、思わずテンションが上がる
私。
「それって彼女!?」
「え」