【完】俺様キングと秘密の極甘kiss★
じゃあやっぱり、学校で使える物の方が
嬉しいよねー?
そんな風に考えながら、やく一時間。
「ありがとうございましたー」
極上の営業スマイルを受けながら、どう
にかプレゼントは決まった。
東野くんも、小さな紙袋片手に、嬉しそ
うにしている。
やがて東野くんと別れ道まで、来て、私
は東野くんにわらいかけた。
「じゃあ、また明日ね!」
「うん。今日はありがとう」
どういたしまして、と言ってから、大き
く手を振りながら去っていく。
東野くんは私が見えなくなるまで、ずっ
とそこに居てくれた―――。