【完】俺様キングと秘密の極甘kiss★
なんでお前なんかと昼飯食べなくちゃな
らねーんだよ、という言葉は隣に居た優
希によってかきけされた。
優希はニッコリと笑って、どこかへ行っ
てしまった。
……無駄な気遣いすんじゃねーよ。
はあ、とため息をついてから、チラッと
東野を見上げる。
どうやらこっちも引くきはなさそうだ。
「……わかったよ」
「ありがとな!」
ニカッて笑う東野。
……マジで調子狂うんだよ、こういう純
粋なタイプって……。
やがて東野に連れられて、屋上まで来た
。
屋上は確か立ち入り禁止の筈だが、東野
は何故か鍵を持っていた。
不思議そうにその鍵を見ている俺を、ち
ょっと見ると、いたずらっ子のように笑
った。