【完】俺様キングと秘密の極甘kiss★
そんな風に笑いながら私も文化祭を待ち
望んでいた。
―――後夜祭、まさかあんな出来事が起
こるなんて、知らなかったから。
「いらっしゃいませーっ!」
翌日。
とうとうやって来た文化祭。カフェは初
日から大繁盛。
まさかこんなに行列が出来るほど人気が
出るなんて、と思いながらもその理由は
もう知っている。
「お待たせしました。イチゴパフェです
!ごゆっくりど……」
『キャ―――っ!!』
私の言葉を遮ってしまう程の大音量の黄
色い悲鳴。
チラッとそちらをみやれば、イケメン二
人が黒いスーツのような、タキシードの
ようなものを来ながら接客していた。
勿論その二人って言うのは、優希君と棗
。