【完】俺様キングと秘密の極甘kiss★
―――翌日。
「柏木!」
お昼までフリーの美怜と一緒に文化祭を
回ろうとしたら、後ろから呼び止められ
て。
振り向くと、ちょっと息を切らした東野
君が立っていた。
「どうしたの、東野君」
「え?ああ……。あのさ、後夜祭なんだ
けど……」
「後夜祭?」
きょとんと首を傾げると、みるみる東野
君の顔が真っ赤になって。
え、東野君どうしたの!?
「や、やっぱりなんでもない!その時に
いう!」
「え?う、うん……」
なんのことかよくわからないけど、取り
敢えず頷くと、東野君がバッと顔を上げ
て。