【完】俺様キングと秘密の極甘kiss★
【千尋side】
顔が熱い。
もう、後戻りは出来ないんだ。
後夜祭―――俺は、柏木に告白する。
本当は後夜祭に一緒にいようって誘おう
と思ったけれど、いざ柏木を前にすると
、緊張して言えなかった。
ヘタレだな、なんて思いつつも、俺自身
、告白だなんて初めてだからしょうがな
い。
好きな子や気になる女の子は、柏木に出
会う前からちょくちょく居た。
だけど柏木に出会った瞬間、俺は本当の
恋を知った。
今までに無いほどの強い恋心。
柏木を好きだって思ったのは、中学校三
年生の時だった。
俺のクラスは、基本的に皆、仲が良かっ
たが、一部の数人がぐれていた。
そいつらは、事あるごとにクラスの奴ら
に難癖をつける奴らで。