【完】俺様キングと秘密の極甘kiss★
思わず大声を出すと、お母さんがきょと
んとした。
「昨日言ったじゃない。明日から一緒に
住むからねって」
「言ってた!?」
「また聞き流してたんでしょ、お母さん
の話!」
ぷくっと頬を膨らますお母さん。そう。
私はいつもお母さんの話を聞き流してし
まう。
……だってお母さん、雑談多いし、マシ
ンガントークだし。
「取り敢えず今、忠人さん、コンビニに
言ってるから。あ、そういえば忠人さん
のお子さん、春と知り合いみたいよ」
「え、子供いんの!?」
「それも聞き流してたの……。そうよ。
あんたと同い年の―――男の子」
お、お、男の子ぉ!?
「嘘でしょ!嘘って言ってください!」