【完】俺様キングと秘密の極甘kiss★




「柏木、杉本が好きなの?」



―――と。

まさか気付かれてたとは思っても見なく
て、戸惑いと恥ずかしさで顔が真っ赤に
染まった。



それが肯定している事になるとわかって
いても、もう手遅れ。



東野君は険しい顔で私を見た。



「もしかして、告白でもされた?」



「!」



「されたんだね……。―――でも」



困ったように笑いながらそう言った東野
君は、次の瞬間、真面目な顔つきに変わ
り。



ちょっと首を傾げた。



「でも、付き合うなんてできないだろ?




「……え」



「ごめん。…二人が姉弟だって、わかっ
ちゃって」





< 218 / 445 >

この作品をシェア

pagetop