【完】俺様キングと秘密の極甘kiss★
友達なんてこんなものなんだ。
友情って、すごくキラキラして、素敵な
響きなのに、結局はご機嫌の取り合いを
してるだけ。
薄汚れたコトバ。
―――もう、泣くことすら忘れた。どう
やって泣くんだっけ。
……悲しいって、どういう気持ちだっけ
。
悲しむことも、泣くことも忘れたくせに
、ズキッと疼く、図々しい私のココロ。
私は、トイレの水を流すことも出来ずに
、彼女たちが去っていくのをじっと待っ
ていた。
だけど一向に去る気配はない。
『何がウザいって、頭が無駄にいいのが
ムカつくよね~』
『あー、わかる!!なんか、ひけらかす
みたいにいっつも一位取っちゃってさ』
『先生に褒められて、いい気になってる
よね』