【完】俺様キングと秘密の極甘kiss★
悪かったって、思ってくれる?
遺書に書いてやろうか。
お前らの名前と、今までやられた事を全
部、延々と綴ってやろうか。
そしたら後悔してくれる?ねえ……私が
死んだら……。
私が、死ねば―――
「なにやってんのよ!」
もう自暴自棄に陥り始めた時、そんな声
が聞こえてきて、トイレのドアがバンッ
と勢いよく開け放たれた。
そこに立っていたのが―――柏木さんだ
った。
『は、春ちゃん!こ、これは……』
「言い訳なんて聞かない!早くここから
出てって!」
柏木さんにそう言われ、そろそろと焦っ
たように去っていった彼女たち。
それから、柏木さんは私を見ると、微笑
んでくれた。