【完】俺様キングと秘密の極甘kiss★
「……お前のこと、苛めるような奴らが
いたら俺がぶん殴ってやるよ」
「な、何言って……杉本!離してよ!」
パニックから落ち着くにつれてやって来
るのはとてつもない恥ずかしさ。
なんで抱きしめられてんの!?
私は慌てて身を捩るけど、男の力には、
全然かなわない。
「なんでここに居んのよ!勝手に部屋に
入ってきて抱きついて……変態!」
セクハラ!!と怒鳴っていると、後ろで
杉本が舌打ちしたのが聞こえてきた。
それと同時に、さらに強く抱きしめられ
る。
「チッ……。うるせー女。さっき泣いて
たのが嘘みてぇだな」
「いやああ!それは言わないでぇ!」
コイツに泣いてるとこ見られるなんて、
とんだ屈辱!!