【完】俺様キングと秘密の極甘kiss★
やっぱり悪いよ、というように東野君を
見上げると、東野君はちょっとイタズラ
っぽく口角を吊り上げて。
「あんまり聞き分けがないと、キスする
よ?」
予想もしてなかった事を言われて、思わ
ず真っ赤になって固まってしまった。
……こ、こんなキャラだったの東野君!
真っ赤になってる私を、東野君はクスッ
と笑うと、私の手を引いて歩き出した。
「取り敢えず、楽しもうぜ!」
「……うんっ!」
東野君の笑顔につられて、私も笑顔にな
る。
そうだよね!どうせ来たんだったら、思
う存分楽しまなきゃ!
「ジェットコースター乗ろっ!」
―――一時間ほど経つと、朝の緊張感も
まったくなくなっていて。