【完】俺様キングと秘密の極甘kiss★
そう促されるまま、東野君の隣へと腰を
降ろす。
照れ隠しの為に窓の外を見ていたら、次
第にその壮観な景色にひきこまれる。
「わぁ……きれい……」
ここの遊園地の近くには、湖があって、
どんどん小さくなる家々と、湖が夕陽に
照らされて。
水面に反射されたオレンジがキラキラと
光の結晶みたいに散ってる。
「すごい……」
なんだか胸の奥が熱くなるような気分に
なる。
「柏木、もうすぐ頂上だよ……」
そう声をかけられて東野君の方を向くと
、絡み合う目線。
ドキッと胸が踊る。