【完】俺様キングと秘密の極甘kiss★
―――だけど。
ローファーを履いた時に、ぐいっと腕を
掴まれて。
だけど私は俯いたままで。
「待てよ……今の、聞いてたのか?」
「立ち聞きなんてしちゃって、ごめんね
……大丈夫、皆に言ったりしないから」
「なんで、ないてんの?」
バカ。
……どうしてそこに気付くかなぁ?
ずっとバレたくなくて、下を向いてたの
に。
なんで気付くの?
「なんでもない……っ!だからもう離し
てよ!」
「やだ」