【完】俺様キングと秘密の極甘kiss★
昂ってた感情が少し落ち着いてから、立
ち上がって、音沙汰ない俺の部屋に入る
。
一つ……重要な事、いい忘れてたし。
―――ガチャ……
僅かな音を立てながら部屋に入ると、ベ
ッドに座ってた春の肩がピクッと跳ねた。
つか……なんで正座?
ベッドの上できっちりと正座してる春に
、思わず笑いそうになった。
どうにか笑いを堪えて、後ろからぎゅっ
と春を抱き締めた。
みるみると赤くなっていく春。
……んな反応されると、本当に襲いたく
なるっつの……。
どうにか壊れそうな理性をつなぎ止め、
そっと春の耳元に囁いた。
「……俺、諦めないから」
絶対に、死ぬまで……な。